2002年に行われた褥瘡予防管理に関する診療報酬改定に伴い、医療施設での褥瘡予防管理体制が拡充されたことを追い風に、2006年に日本褥瘡学会が行った実態調査では、医療施設での褥瘡有病率は低下傾向にありましたが、在宅での褥瘡有病率の上昇、重症化という問題が明らかになりました。
超高齢社会を迎えている日本の社会において、医療費削減のために早期退院を目指す動きが活発になる一方、在宅療養者の重症化やケアの複雑化などが生じており、在宅褥瘡予防管理を充実させることが急務となります。
当学会の多くの皮膚・排泄ケア認定看護師が医療施設に所属しておりますが、在宅褥瘡予防管理に関与する機会を増やし、もってその質の向上に貢献できることを期待したいと考えます。
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学術教育委員会(創傷ケア担当)
2014/03/27掲載
学術教育委員会(創傷ケア担当)
2011/10/31掲載