IAD(Incontinence-Associated Dermatitis:アイエーディ・失禁関連皮膚炎)は尿または便(あるいは両方)が皮膚に接触することにより生じる皮膚炎です。IADの主症状には疼痛があり、苦痛は甚大です。また、排泄物が皮膚に接触する状況は不快であり、排泄の援助を受けることは対象者の自尊心にも影響を及ぼすことからQOLの低下の一因と捉え、IADの予防と早期解決に取り組むことが重要と考えました。
本邦は、超高齢社会を迎え、2036年には65歳以上の高齢者が3人に1人となると推計されています。また、高齢者の失禁頻度は極めて高く、尿失禁は60歳以上の高齢者の50%以上、便失禁は65歳以上の男性の8.7%、女性の6.6%と報告されています。そしてIADの有病率は17.01%(1施設)と報告されています。
そこで、臨床現場でIADのアセスメントができる「IAD重症度評価スケール」、IADベストプラクティス「IAD-Set」を作成しました。
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[編集] 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
2019/02/01掲載
IAD-setに基づくIADの予防と管理 IADベストプラクティス
880円(本体:800円+税)A4判/40頁
9784796524520
[編集] 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
2017/04/28掲載
スキンケアガイドブック
3,850円(本体:3,500円+税)B5判/320頁
9784796524087
[編集] 一般社団法人 日本創傷・オストミー・失禁管理学会
2017/01/31掲載
排泄ケアガイドブック
3,850円(本体:3,500円+税)B5判/320頁
9784796524025