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診療報酬情報褥瘡ケア
2018.03.14

褥瘡ハイリスク患者ケア加算

褥瘡ケアは2002年に褥瘡対策未実施減算制度に始まり、褥瘡予防管理加算、2006年には褥瘡ハイリスク患者ケア加算と褥瘡予防管理が診療報酬に反映されるようになり、医療施設での褥瘡予防管理が拡充してまいりました。

これは皮膚・排泄ケア認定看護師が専従で活動することにより褥瘡治癒率が向上し、褥瘡治療に関連する費用対効果が上がるというエビデンスにより褥瘡ハイリスク患者ケア加算制度が制定につながりました。

当学会では、会員の皮膚・排泄ケア認定看護師の方々が褥瘡管理専従者として、円滑に活動できるよう、褥瘡ハイリスク患者ケア加算制度に関する情報を提供いたします。

※診療報酬の見直しにより、褥瘡の危険因子に追加された「スキン-テア」に関する詳細な情報はこちらを参照ください。

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褥瘡ハイリスク患者ケア加算が見直されました

褥瘡の危険因子:皮膚の脆弱性(スキン-テアの保有・既往)の追加

社会保険委員会

2018/03/14掲載

 平成30年の「I-3 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価」にて、「入院中の患者に対する褥瘡対策」が見直されました(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/ 0000191963.pdf p.145 参照)。その結果、入院時に行う褥瘡に関する危険因子の評価に「皮膚の脆弱性(スキン-テアの保有、既往)」が追加となりました。

褥瘡ハイリスク患者ケア加算対象:「医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)」追加

社会保険委員会

2018/03/14掲載

 平成30年の診療報酬改定により、褥瘡ハイリスク患者ケア加算対象に「皮膚に密着させる医療関連機器の長期かつ持続的な使用が必要であるもの」が追加され、「医療関連機器圧迫創傷(MDRPU」も含まれることとなりました。
 なお、「医療関連機器圧迫創傷(MDRPU」の詳細は日本褥瘡学会のホームページで確認ください。


褥瘡ハイリスク患者ケア加算体制づくりのコツを紹介します

褥瘡管理における多職種連携のコツ

認定看護師委員会

2016/07/04掲載

皮膚・排泄ケア認定看護師は、褥瘡対策チームの褥瘡管理者としての役割を担い、病院で褥瘡を組織的に管理することを期待される立場です。褥瘡管理を行う上で必要となる他職種を調整する方法とその調整がうまくいかなかった場合に生じるストレスを対処するためのヒントを以下にご紹介します。


褥瘡管理体制を組織化するための調整力自己評価尺度

認定看護師委員会

2016/07/04掲載

褥瘡管理特有のストレス事例集

認定看護師委員会

2016/07/04掲載

皮膚・排泄ケア認定看護師が褥瘡管理で生じたストレス事例を掲載しています。気になるストレスの項目をクリックしてみてください。他の皮膚・排泄ケア認定看護師がどのような出来事で ストレスを感じ、それに対してどのように対処していたのかについて参考にすることができます。
調整力の発揮状況と自身のストレスを照らし合わせ、改めて他職種の調整が適切に行われてい たのかどうか、振り返ってみてください。


褥瘡ハイリスク患者ケア加算体制例

学術教育委員会(創傷担当)

2012/04/05掲載

JA愛知厚生連 江南厚生病院の褥瘡ハイリスク患者ケア加算体制を紹介いただきました。
 2009年の厚生労働省の調査結果では褥瘡ハイリスク患者ケア加算を申請している施設が425施設と予測より少ない状況でした。その原因の一つに褥瘡ハイリスク患者ケア加算に必要な患者管理システムの構築に難渋していることが考えられました。
 褥瘡ハイリスク患者ケアを行うためには、入院患者の全体像を把握するとともに、褥瘡ハイリスク患者をリストアップしてラウンドするという体制を作ることが必要です。褥瘡ハイリスク患者ケアを可能にする体制づくりのコツについて紹介します。
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